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ペットとの暮らし

子犬の成長と子犬を迎えるときに必要な用品について

 こんにちは!今回は「子犬の成長」と「子犬を迎えるときに必要な用品」について紹介します。子犬の成長はあっという間ですが、しつけをしていく上でもとても大切な時期です!重要なポイントをしっかり覚えて、わんちゃんとの快適な生活を目指しましょう♪

犬のライフステージ(小型犬の場合)

~1歳…パピー(子犬)

 心も体もどんどん成長する時期。体の成長はおよそ1歳前後で止まりますが、精神面では1歳半~2歳頃まで成長が続きます。

1~7歳…アダルト(成犬)

 成長も止まり、わんちゃんの性格もはっきりとしてきます。飼い主さんによる健康維持が大切なポイントです。

7歳~…シニア(老犬)

 だんだんと老化現象が見られるようになります。健康管理に気を配り無理をさせないように気をつけましょう。

→今回は「パピー」について紹介していきます!

子犬の成長過程

誕生~生後約3週齢

 生まれてすぐの犬は目や耳がまだ開いていない状態ですが、生後3週齢頃までに視覚や聴覚が利用できるようになります。また、少しずつ運動能力も発達して動き回るようになります。3週齢頃までは母乳を飲んで成長していきます。

生後約3週齢~約12週齢…社会化期

 3週齢頃から離乳が始まります。また、動き回ったり兄弟犬と盛んに遊んだりするようになります。

 この時期は「社会化期」と呼ばれ、犬の一生のなかで最も様々な刺激に慣れやすい時期です。また、他の犬や人と生活していく上でのルールやマナーを学ぶ時期でもあります。なのでこの時期にいろいろな刺激に触れる経験や、他の犬や人に会う機会が少ないと、将来様々なものに不安や恐怖を感じやすくなります。この時期にはいろんな人からごはんを貰ったりと、無理をしない範囲でできるだけたくさんの良い経験をさせてあげるようにしましょう!

生後約3ヶ月齢頃~

 社会化期を過ぎて生後3ヶ月頃になると、徐々に初めて見る物などの未知の刺激や、初めて会う人、いろいろな物音に対して警戒するようになります。そのため、それまでは好奇心旺盛でなんでも平気だった子も、この頃から吠えなどが出やすくなってきます。この時期の怖い経験などは一生のトラウマになりやすいので、嫌な経験をさせないように気をつけましょう。

 また、この時期は運動能力も発達し、興奮しやすく集中力も散漫になりがちです。吠えも出やすくなったり、歯の生え換わりに伴い物をかじったり甘噛みしたりと、飼い主さんが犬に関する悩みを持ちやすい時期でもあります。

生後約6ヶ月齢頃~…青年期、性成熟

 成長の早い子は6ヶ月齢頃に、遅い子でおよそ1歳前後で性成熟します。性成熟すると女の子は発情期(ヒート)が来るようになり、男の子も女の子も繁殖が出来るようになります。

 また、体の成長の終わりに近づくと必要な食餌量が減るため肥満に注意が必要です。

子犬を迎えるときに必要な用品

サークル

 サークルはわんちゃんのお部屋、安心できる居場所として大切な用品です。サークルを使うことでわんちゃんの警戒心を抑えることができ、ピンポンや物音に対して吠えにくくなります。また、わんちゃんのいたずらや事故を防止するのにも役立ちます!

 サークルは寝床とトイレを入れて少し遊べるスペースができる程度の広さが目安です。中・大型犬なら大きいサークルを用意するか、1部屋をサークル代わりに使いましょう!

 わんちゃんの脱走や事故・けがの防止のためにも屋根は付けるようにしましょう。

トイレ

 トイレはわんちゃんの体の大きさにあったものを選んでください。小さすぎるとトイレの失敗の原因になります。また、シーツをビリビリに破いてしまう子には、ネット付きのトイレトレイもありますが、ネットを外したときにトイレがわからなくなってしまうこともあるので注意してください!

寝床(クレート・ベッド)

 ベッドはかじって綿を出してしまったり食べてしまう子には注意が必要です。また、わんちゃんは吸収しやすい物の上にトイレをする習性があるので、トイレとベッドを間違えてしまう子もいます。

 プラスチック製のクレート(キャリー)は、わんちゃんは巣穴のようなある程度暗くて狭い場所を好むので、わんちゃんが落ち着きやすくオススメです。また、狭い場所ではトイレをしにくいのでトイレと間違えにくいです。クレートを寝床として使う場合はドアを外して入れてあげましょう!

お皿

 お皿には材質によってそれぞれメリットデメリットがあります。

  • 陶器…重みがあるので食べてる最中に食器が動きにくいですが、割れるので扱いに注意が必要です。
  • プラスチック…落しても割れない・安価ですが、食べながら食器が動きやすく、また歯が当たると小さな傷が出来るので汚れがたまりやすいです。
  • ステンレス…比較的軽いので力の強い子には動きやすいですが、傷が付きにくく丈夫です。光の反射を怖がる子も。

 サークルの中にお皿で水を置いておくとこぼしてしまう子には、サークルに取りつけられる給水器

お手入れ用品

  • ブラシ(コーム・スリッカーなど)
  • 歯磨き用品
  • 耳掃除用品
  • 爪切り など

 お手入れはまず最初に体中をさわる練習から始めてください。いきなり道具を使ってお手入れをしようとするとほとんどの子が嫌がります。お手入れを嫌いにさせないためにも、ごほうびを使いながら少しずつ練習して慣らしていきましょう!

 爪切りは爪の黒い子は特に難しいので、自信がなければトリマーさんや獣医さんにお願いするのも大切です!シャンプーは念のためワクチン接種が済んでから行うようにしましょう。

首輪・リード

 首輪やリードはお散歩に出始める前から少しずつ慣らしておきましょう。最初はつけっぱなしするとかじったり嫌がって掻いたりするので、ごはんのときや遊ぶときだけつけて慣らしましょう!

 子犬は頭が小さいので抜けてしまわないようにサイズに注意してください。また、成長も早いので小まめにサイズを調整してあげましょう。

 首輪の他にも胴輪などもありますが、最初はわんちゃんの動きをコントロールしやすい首輪をオススメします!

おもちゃ

  • 知育トイ…わんちゃんのエネルギー発散やサークル用のおもちゃとして、ひとりで遊んでいてほしいときに…などなど、あると便利なおもちゃです!いろんな種類を試してみてください!
  • かじるおもちゃ…わんちゃんのかじる欲求を満たす大切なおもちゃです。ナイロン製、木製、ロープなど様々な材質のものがあります。硬さや壊れやすさなどに注意しつつ、わんちゃんの好みのものを見つけてください!
  • 布製のおもちゃ…ぬいぐるみの中綿を出してしまったり、かじって破いてしまったり扱いに注意が必要なので、飼い主さんがしっかり管理をしてあげてください。
  • ラテックス製のおもちゃ…鳴り笛を飲み込んだり、やわらかいのでかじって壊してしまいやすいです。誤飲や窒息に注意しましょう!

 そのほかにもボールやひっぱりっこをするおもちゃなど、すべては紹介しきれませんが、いろんな種類を試してわんちゃんのお気に入りのおもちゃを見つけてあげましょう!

ごはん

 ごはんはそれまで食べていたのと同じものを用意してあげましょう。食べないからといって基本的に缶詰やトッピングはあげないようにしましょう。ごはんを食べなかったらいいモノが出てくる!と覚えてしまいます。

 人の食べ物は中毒や下痢、虫歯などの原因になるので与えないようにしましょう!キャベツやリンゴなど与えてもいいものもありますが、量には注意してください。

おやつ

 おやつはわんちゃんのしつけやトレーニングの際にとても役立ちます。おやつの中でも好きな物のランキングを把握できると、状況によって使い分けることもできます。チーズやパウチされた水分量の多いおやつ、臭いの強いおやつは好きな子が多いです。

 袋の裏面などに「○ヶ月未満の子犬には与えないでください」などの注意書きがあるので、子犬に与えてもいいものを選びましょう!初めて食べるものはお腹を壊しやすいので、最初は少量からためしてください。
 ガムなどの硬いおやつは永久歯に生え換わってからにしましょう!また、ヒヅメや骨はとても硬いので成犬でも歯のエナメル質が削れてしまったり、歯が欠けたりすることがあるので、与える際には十分注意してください!

 いかがでしたか?子犬の時期はしつけのためにも大切な時期です。用品を正しく使ってあげるだけでも問題を減らす・予防することもできるので、子犬を迎えるときはぜひ意識してみてください。